こんな風に考えたことは、イラストを描き続けていれば一度はあるのではないでしょうか?
私も以下の理由で「イラストを描くのをやめたい」と思ったことがあります。
- 上達を感じられず辛いのでやめたい
- 周りと比べて反応がもらえず、自分の作品に価値がないように感じやめたい
- 同人誌が一冊も売れなかったからやめたい
それにもかかわらず何とか20年近く創作活動を続けており、イラストに関するブログ記事も50記事以上書いてきました。
悩みながらもイラストを続けるために試行錯誤をしてきたからだと思います。
この記事では「イラストを描くのをやめたい」と思ったときの考え方の転換法についてまとめました。
つらい、やめたいと考えている方が、今より楽に考えることができるようになると思いますので最後までお付き合いください!
- やめる・続けるの二択で考えない
- イラストの続け方を見直してみる
- 体と心の健康に気を使う
イラストを描くのをやめる・続けるの2択だけで考えない
今、イラストを描くのをやめたいと悩んでいる場合。
やめるか・続けるかの2択だけで考えてしまっていませんか?
悩んでいるときは、考え方が狭くなりがちです。
0か1かで考えるのではなく、その間の選択肢にも目を向けましょう。
「やめたい」と思ったときは「一時的にやめてみる」という手段をとってみてはどうでしょうか。
私は実際に半年~1年ほどイラストを描かない時期がありましたが、再開したときに画力そのものが下がったとは感じませんでした。
ただし、以前と同じ手順・スピードで描けるようになるにはある程度リハビリは必要です。
その時に感じたのは、「一度身に付けたものはなくなるわけじゃない」ということでした。
例えば、自転車にしばらく乗らなくても乗り方を忘れたりしませんよね。
最初は慣れないかもしれませんが、こいでいる内に前のように乗れるようになるでしょう。
イラストを休んでいる間には、創作に役に立つことをしてみるのもいいです。
イラストの続け方を見直してみる
「継続は力なり」ということわざがあります。
以前はこの言葉を「辛いことも我慢して続けていれば上達できる」という風に解釈していました。
しかし、色々な上達方法を試してきて思ったのは、
辛いことはそもそも続かないし、継続の仕方が悪いとむしろ悪影響
だということ。
辛いことを続けるとストレスホルモンが分泌され、行動をやめさせようとするのです。
ストレスホルモンは意欲を低下させて、その行動をやめさせようとします。ですから、「つらい」ことを長く続けることは不可能です。仮に、無理して続けると病気になります。
(学びを結果に変えるアウトプット大全/樺沢紫苑/サンクチュアリ出版/p193)
精神科医の先生もこのように述べています。
つらいことは続かないので、無理なく続けられる方法はないか考えましょう。
私がイラストを描くのがつらいと感じた原因は主に二つありました。
- 上達のために高い目標を課していてつらい
- SNSでイラストを発表していたが、人と比べてしまいつらい
原因を分析して工夫をしたらつらさが減り、前より楽しく取り組めるようにました。
- 高い目標ではなく、毎日短時間でも簡単なもの描くことを目標に変更
- イラストを発表する場所を変える(ツイッターに絵をあげるのをやめ、ポイピクやブログにする)
自分がつらい、やめたいと思っている原因を分析して、楽に続けられる方法を探してみましょう。
イラストの発信方法に悩んでいる場合はこちら
イラストを描くのをやめたい・・でも本音は続けたい?
この記事をここまで読んでいる方は、「やめたい」と思ったけど「本当は続けたい」という気持ちのある方ではないでしょうか。
なぜなら、私もイラストを描くのをやめたいと思ったときに解決法を探しまわったことがあるからです。
まずは「絵を描くのをやめたい」と思ってもすぐにやめずに熱心に情報を収集している自分を褒めてあげてください。
絵を描き続けたいと思うのも、ひとつの才能ではないかと感じます。
もし、疲れているのなら休息を取りましょう。
さいとうなおき先生も著書の「うまく描くの禁止」でこのように述べています。
表現者にとっての、もっというと人間にとっての「土づくり」は、本当に当たり前のことですが、「食事」「休息」そして「運動」です。
(上手く描くの禁止/さいとうなおき著/株式会社パイインターナショナル/p208)
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また、先生によるとイラストレーターが働けなくなる原因の多くが健康被害で、体を壊したたため辞める人が多いとのこと。
趣味でも当然、体が健全でないと良いパフォーマンスが発揮できません。
私は先生の本を読んで、休息のスケジュールを立てたり、タイトルまま「上手く描こうとしない」という考え方が出来るようになり、救われました。
さいとうなおき先生の本の方が参考になると思いますが、当ブログでも「疲れた」ことに関して解決するための記事をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
イラストを描くのをやめたいと思ったときのまとめ
「イラストを描くのをやめたい」と思ったときの、考え方や対処法についてまとめてきました。
- やめる・続けるの二択で考えない
- イラストの続け方を見直してみる
- 体と心の健康に気を使う
絵を描き続けている限り、何度もぶつかる問題だと思います。
まず一番大切なのは「無理をしない」ことです。
自分に合った続け方を見つけて、出来そうなところから実践していってくださいね!