・絵が上手な人が無意識にやっていることってあるの?
・初級者から上級者までイラストを描く上で、覚えておいたほうがいいことを知りたい
こんなときに読んで欲しいのが、よー清水先生の「絵がふつうに上手くなる本」です。
- 絵が上手い人や仕事にしている人が「ふつうにラフを描きます」と一言で流してしまう秘密の部分
- 絵の上手い人が無意識でやっている(他人に説明するのが難しい)動作
神絵師の「ふつう」を知ることで、イラストの技術を一気に向上させることが出来る本です。
この記事では「絵がふつうに上手くなる本」の内容と、重要だと感じた点を紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、上達のための参考にしてくださいね。
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「絵がふつうにうまくなる本」のメリット・構成
「絵がふつうに上手くなる本」の特徴(メリット)は対象となる読者が初級者から上級者まで幅広い点です。
大きく3つのパートに分かれており、それぞれ対象者は以下のようになっています。
●第1部:絵を描き始めたい
→絵を描き始めたいと思っている初心者に効果的な模写方法やツールを紹介
●第2部:絵が上手くなりたい(ボリューム大)
→絵がもっと上手くなりたいと思っている中級者に、絵が上手い人の「ふつう」を解説
●第3部:絵を仕事にしたい
→イラストレーターを目指している人やプロとして活躍している人向け
一冊で、絵を描く人の人生をサポートしてくれる内容です。
私の場合、中級者なので第2部を読み終えた後に1部と3部を読みました。
参考にしたいところにふせんを貼ったところ、どのパートも満遍なくチェックが入りました。
読みたいところから読んで、後から別のパートを読んでみるのがオススメです!
「絵がふつうに上手くなる本」における上手い絵とは?
「絵がふつうに上手くなる本」では、上手い絵をこのように定義しています。
- 立体が表現できている絵
- 伝えたいことが伝わる絵
- 光を感じる絵
上手い絵のポイント3点について、絵が上手な人が無意識でやっている「ふつう」を解説しているのが中級者向けの第2部です。
さらに、上手い絵を描くためには「上達のために大切な8つのこと」をおさえておく必要があります。
- 描き続ける
- 時間をかけて丁寧に描き、完成させる
- 観察する、資料を見る
- 他人の作品を真似する
- 絵を他人に見せる
- 客観的に自分の絵を見る
- 試行錯誤する
- 楽しむ
評価を貰うためには「共感」が不可欠
全体を通して一番印象に残ったことは、上手い絵の定義2つ目の「伝えたいことが伝わる絵」についてです。
「絵がふつうに上手くなる本」における評価される絵とは
「共感」が得られて伝えたいことが伝わる絵
のことを指します。
ネットでイラストを公開することが当たり前となった今、絵と評価の問題は切り離せません。
▼ブログでも自分流に評価を得やすい絵について分析をしてきました。
ネットで絵を公開し始めた当初は「技術」があれば評価されるものと思っていました。
ある程度は技術が必要な部分があるのかもしれませんが、本書では「人間は共感で評価する」と述べられています。
基本的にイラストで最も評価されるのは「共感」です。
あなたが面白いと思ったこと、きれいだと思ったことをイラストで表現し、イラストを通してそれが他人に伝わって、面白さやきれいさに
「私もきれいだと思う」〔中略〕と共感してもらったときに評価されるのです。(引用元:絵がふつうに上手くなる本/よー清水著/SBクリエイティブ株式会社/p171)
共感を得るためには
女の子を可愛く見せたい
など、共感ポイントを言語化した「テーマ」を常に意識する必要があります。
本書の中では、テーマを上手くまとめるための「テーママップ」という手法が紹介されています。
この「テーママップ」の作り方が、目から鱗でした!
アイデアを考えるときに今後是非取り入れたい方法です。
具体的な手順は本でチェックしたほうが分かりやすいと思いますので、興味がわいたらチェックしてみてください!
「絵がふつうに上手くなる本」レビューのまとめ
今回は「絵がふつうに上手くなる本」について紹介をしました。
この本で、絵が上手い人の「ふつう」を学べば、上達にも必ず役立ちますのでお手にとってみてくださいね。
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カスタムブラシの配布もある、よー清水先生の著書の背景本のレビューはこちら。