今まで二次創作をメインに描いていた自分は、オリジナル絵の配色に時間がかかっていました。
そこで買ってみたのが「配色アイデア手帖」です。
この本のおかげで、配色に迷わずスムーズに塗り進められるようになりました。
配色本の決定版として、アマゾンレビューも4.5以上と高評価な一冊です。
今回は「配色アイデア手帖」の内容と、使い方の例を紹介します。
※「配色アイデア手帖」は内容が増強された第2版が発売されました。
本記事は、旧版のレビューですので、ご注意ください。
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「配色アイデア手帖」に収録されている配色
「配色アイデア手帖」には全127種類の配色パターンが掲載されています。
127種類の配色パターンは12種類のテーマに分かれており、イメージに合った配色を探しやすいです。
part1:カジュアル・アクティブ・ポップ
part2:ロマンティック
part3:ナチュラル
part4:フレッシュ・クリア
part5:エレガント
part6:ゴージャズ・ラグジュアリー
※他6種類のテーマ
配色アイデア手帖のメリット・デメリット
配色アイデア手帖のメリット
配色アイデア手帖の一番のメリットは、配色パターンの多さです。
1つの配色パターンは9色から構成されています。
9色の配色から、2色・3色を選んだ配色もあり、合計3175種類の配色が収録されています。
さらに色を活用したデザイン・パターン・イラストも掲載。
もう1つ注目したいのが配色テーマごとのエッセイです。
テーマごとのエッセイには、色のイメージを膨らませてくれる知識が詰まっています。
▼参考になる知識例
・青紫のバラは「ブルーローズ」と呼ばれ、花言葉は「夢叶う」
(参考:配色アイデア手帖/めくって見つける新しいデザインの本/桜井輝子/SBクリエイティブ株式会社/p112)
色に関するエピソードは、アイデアを広げてくれること間違いなしです。
▼口コミでもこんな意見がありました。
本のサイズはA5横サイズ・厚さが2.2cm程度で、パソコンの前でも開きやすいサイズです。
配色アイデア手帖のデメリット・注意点
アマゾンの口コミで「電子書籍版は使いにくい」という意見がありました。
私は紙の本で購入したので電子書籍版は持っていないのですが、紙でパラパラめくり配色を探したい場合は紙の本での購入をおすすめします。
また、配色パターンがメインの本なので色の知識に関する説明は少なめです。(コラムで少しだけ記載あり)
「色に関する知識も深めたい」という方は、他の本と組み合わせて使うといいでしょう。
例えば「マンガキャラ&世界観が引き立つ配色アイデア帳」は色に関する知識の記載も多く、合わせて読むと効果的です。
▼イラストを描く時に知っておきたい色の知識は以下の記事でもまとめているので参考にしてくださいね。
「配色アイデア手帖」の初心者向けの使い方
2・3色で簡単な小物を描いてみる
まずは本をペラペラめくって、好きな配色ページにふせんを貼っておきましょう。
最初から配色を元に1枚イラストを完成させるのは難しいので、好きな配色を元に2・3色で小物を描いてみることをおすすめします。
例えば「メルヘンでかわいい女の子の衣装デザインカタログ」と組み合わせてアクセサリーや小物を描いてみました。
その後、考えたアクセサリーと組み合わせたキャラを描いてみましょう。
▼イヤリングとリボンを採用して描きました。
先にアクセサリーを考えておくとキャラクターのデザインや配色も浮かびやすくなります。
好きな配色パターンを元に、あらかじめアクセサリーを描いておくと便利です。
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線画を塗ってみる
配色の練習に、線画を塗ってみるのも効果的です。
クリスタでおなじみ、セルシス主催の「塗りマス!コンテスト」に参加するとプロの線画を塗ることができます。
▼第22回塗りマス!コンテストに参加した際の作品です。
配色本を参考にクリスタで塗りました。とても勉強になりました!#第二十二回塗りマス pic.twitter.com/lB2ilBlTfr
— ミサキ@ブログ更新(おえかきの庭) (@mi_sakiblg) November 22, 2022
配色アイデア手帖のテーマ「ロココ調インテリア」(参考p134,135)を元に塗りました。
配色アイデア手帖のおかげでスムーズに色を決めることが出来ました。
他には、お絵描きIRADUKAIの「線画/塗り絵」ページでも線画が配布されています。
「線画提供者の名前」を記載すれば公開も可能とのことですので、こちらもチェックしてみてくださいね。
▼「かわいい配色」をしたい方向けに、おすすめ配色本をさらに紹介した記事もチェック
配色デザイン本まとめ&シリーズ
「配色アイデア手帖」の内容と使い方について解説しました。
オリジナル絵の配色が苦手だったのですが、この本のおかげで悩む時間が減り購入してよかったです。
配色を参考にするだけでなく、創作意欲も刺激してくれる一冊です。
「世界の風景」や「日本の伝統的な色」など、シリーズ化もされている人気本ですので、ぜひ好みに合ったシリーズを参考にしてくださいね!
カラーセット等の付録が追加された第2版も発売されました!
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