- キャラの色が決まっている二次創作をしているので、イラストの配色を考えるのは苦手!
- 自分には配色センスがなく感じてしまう。色選びのコツもわからない
こんな風に悩んでいませんか?
なぜなら、誰でも最初は色に関する「知識」がないから。
色選びの知識を得るだけで、配色に悩むことは減るんです。
この記事を読めば、配色が苦手な初心者でも簡単に以下のことが理解できます
- 配色の基本が分かる
- バランスの良い配色のヒントが分かる
知っているだけで、配色がグッと良くなる知識を厳選していますので、最後までお付き合いください!
- カラーサークルの使い方を覚える
- トーンをそろえる
- 補色を効果的に使う
- ベースカラー、メインカラー、サブカラーをおさえる
- 良い配色のマネをする
配色のためのカラーサークルの使い方を覚えよう
イラストの配色を何となく選んでしまうという場合。
カラーサークルの使い方と見方が分かっていないケースがあります。
カラーサークルの中の四角の場所によって、どのように彩度・明度が変化するか覚えましょう。
横に動かすと彩度、縦に動かすと明度が変化します。
さらに余裕があれば、下記のことも覚えてください。
・右に行くほど彩度は高くなる
・上に行くほど明度は高くなる
明度と彩度を見ながら色を塗りたい場合、「HSVスライダ」を表示すると分かりやすいです。
カラーパレットの上にある左から3つ目のHSVスライダのマークをチェックするとHSVスライダが表示されます。
(本記事ではSAIのカラーサークルを利用しています)
H:色相(Hue)
S:彩度(Saturation)
V:明度(Value)
HSVスライダでは、右に行くほど彩度(S)と明度(V)が高くなります。
イラストの配色トーンをそろえよう
配色が苦手と感じている場合、まずトーンをそろえてみましょう。
トーンとは、彩度と明度の組み合わせのことです。
トーンをそろえるには、カラーサークルの円環だけを動かします。
例えば、女の子の絵にも良く使われる「パステルカラー」は
- 彩度:低い
- 明度:高い
色の組み合わせです。
カラーサークルの中の四角の点を左上あたりに固定し、円環の点だけを動かしてみましょう。
このようにすれば、簡単にトーンをそろえた色を選ぶことが出来ます。
補色の配色について
「補色」とは色相環で反対の位置にある色のことです。
「補色」はお互いの色を引き立てる効果があります。
ただし使い方によってはきつく、見えずらくなるの配色なので注意も必要です。
▼補色の例
- 赤と青緑
- オレンジと青
- 黄色と青紫
組み合わせで覚えようとすると難しいので、まずは簡単にこう覚えておけば十分。
- 赤系と緑系
- 青系と黄色系
(引用元:アートの正門 様 【どういう意味?効果は?】補色の正しい使い方)
イラストで補色を取り入れる際に、目をキャラのベースの色の補色にしてみるという使い方があります。
こちらのイラストでは、髪と衣装の赤系の色に青緑の目を組み合わせました。
目に注目する色合いを目指して補色を利用してみました。
補色以外にも色相環を活用した配色がありますので、こちらの記事が役立ちます。
ベースカラー、メインカラー、サブカラーをおさえよう
配色を考える際はベースカラー、メインカラー、サブカラーの3色を決めましょう。
バランスのよい比率は70:25:5です。
(※メインカラーをアソートカラーとすることもありますが、本記事は「メインカラー」に統一してます)
▼先ほどのイラストでは大体こんなイメージで配色を選びました。
「何から選べばいいか分からない!」という場合はこんな順番で決めてみましょう。
1.メインカラーを決める
キャラクターのメインとなる色をまず選びます。
2.ベースカラーを決める
迷ったときは、こんな色を選ぶとまとまりやすいです。
- メインカラーの明度を明るくした色
- 無彩色(白・グレー)
3.アクセントカラーを決める
- メインカラーの補色
- メインカラーと色相が大きくずれた色
身近な商品のパッケージをチェックしてみると参考になり、大体3~4色でまとめられている場合が多いです。
初心者のうちは、色を多くしすぎないのがコツ。
「3色だけでセンスのいい色」はベストセラーになっている本なので是非チェックしてみてください。
(2024/12/26 02:02:59時点 Amazon調べ-詳細)
最初は配色をマネしてみよう
基本は分かったけれど「配色って難しい!」「苦手意識が抜けない!」と感じることもあると思います。
まずは、上手な配色パターンを真似してみましょう。
本も多数出版されていますし、配色パレットなどもクリスタ素材で配布されています。
女の子をよく描くのなら、入門として「かわいい色の本」がオススメです。
(2024/12/26 23:03:21時点 Amazon調べ-詳細)
▼「かわいい色の本」の配色を参考に女の子を描いたメイキング記事
▼「かわいい色の本」のパレットを参考に塗った塗りマス!コンテストの投稿絵
線画塗らせていただきました。とても勉強になりました!#第十七回塗りマス pic.twitter.com/2GmSXZzE6g
— ミサキ@ブログ更新(おえかきの庭) (@mi_sakiblg) August 22, 2021
ファルベコローレというサイトは、言葉から色をイメージした配色を教えてくれます。
イラストの色のイメージ作りにも使えますよ。
また、お絵かき講座「パルミー」さんにも、配色に関する講座があります。
初心者向けの配色講座です。
キャラクターイラストに特化した配色の解説が分かりやすかったです。
パルミーさんの講座資料だけでも価値があるので、無料お試しに登録して資料をダウンロードするのも手です。
配色の基本とコツまとめ
配色の基本とコツについて解説をしてきました。
これらを分かっているだけで、配色がグッと良くなります。
- カラーサークルの見方を覚える
- トーンをそろえる
- 補色を効果的に使う
- ベースカラー、メインカラー、サブカラーをおさえる
- 良い配色のマネをする
まずは出来ることから、試してみてくださいね^^
配色に関する本を一冊お手にとってみるのもいいですよ!
(2024/12/26 02:03:00時点 Amazon調べ-詳細)
(2024/12/26 23:03:21時点 Amazon調べ-詳細)